【考察】9月12日 フラムーアーセナル プレミアリーグ:1節

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試合結果

フラム0ー3アーセナル

アーセナル

アーセナルは、立ち上がりこそ、連携面で不安定な部分があったが、ゲームを進めるごとに、安定感が増すような戦いぶりだった。昨シーズン終盤からの戦い方が浸透してきているような感じだった。

DF陣のケガにより、新戦力のDFガブリエウ・マガリャンイスをいきなり先発で使うことになったが、前半開始部分の連携ミスを除けは、特段大きなミスもなく、ディフェンスも安定したものだった。

FWでは、今夏に獲得したFWウィリアンが、移籍から時間もかかっていないにも関わらず、非常にチームにフィットしていた。

GKのレノは今年も正GKとしてゴールマウスを守る。昨シーズンは、ブライトン&ホープアルビオン戦でのケガにより、第2GKのアルゼンチン代表マルティネスの活躍で、どちらがゴールマウスを守るかの意見が分かれたが、コーチのミケル・アルテタはレノを選んだ。その期待に応えるかのような安定したゴールキーピングだった。

DFは、昨シーズンから引き続き3バックを採用。右:ホールディング、中央:ガブリエウ、左:ティアニー。守備の時は、3バックから5バック気味に変わり、攻撃時は、左のティアニーがサイドいっぱいまで張ってボールを待ち、前線までオーバーラップもする。運動量は多い分、後半終わり頃になると、多少バテテ見えた。

MFには、レンタルバックのエルネニーとジャカが中央。右にベジェリン、左にメイトランド=ナイルズを配置。エルネニーとジャカはビルドアップに参加して、両サイドは、攻撃と守備ではバランスを取るような役割を担っていた。攻め上がりは右のベジェリンが多かったが、効果的なクロスはなかった。メイトランド=ナイルズは消えている場面が多々見られたが、献身的に守備をしている部分は及第点程度。ジャカは時折見せるパスセンスは見事だが、ボールロストが相変わらず多い。エルネニーはパスのちらしや受けなどは安定したものがあった。

FW陣は中々強力で、ウィリアンとの連携は問題なく、逆サイドへのパスは見事としか言えないものであった。ラカゼットは攻守に休むことなく常に動き回り、ポスト役やボールへのチェイスをしていた。たまにボールの収まりが悪い時があるのは、相変わらずの課題。オーバメヤンは、左サイドからのシュートは最早、十八番と言えるようなものとなっている。相手チームからしたら、前を向いて持たせると、相当の脅威となる。

途中出場組では、FWペペは、昨シーズンは大きな成果を残せなかった。2年目となる今年がある意味で勝負となりそうだ。今回は大きな活躍はなかったが、時折輝く場面があった。

MFセバージョスは、無事にスペインのレアル・マドリードから2年連続のレンタルとなった。前への推進力は相変わらずで、アイデアも多い。ゴール前の股抜きはセバージョスらしいテクニック。

FWエンケティアは、期待されているが、思った以上に活躍が出来ていない。どれだけ、点に関われるがを見たい。

昨シーズンまでのアーセナルは複数特典が中々奪えなかったが、今年は安定した守備があれば、複数得点を今後も狙っていけそうだ。

フラム

フラムは、現状の戦い方だと、プレミアリーグを戦い抜くのは、正直厳しいと感じられる内容となった。前線からのチェイスは、機能していたと感じたが、アーセナルなどのビック6レベルだと、チェイスのスキを付かれ、間をかいくぐられて失点、もしくはピンチが増えそうな雰囲気だった。

一戦だけでは、評価を下すことが出来ないので、あと数戦見守りたい。

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